ふらりびの話とふらり火の話。

 

いやー、驚きました

 

予想していなかった…とは言いませんが、いくらなんでも3日分くらいは続くと思いましたね、このブログ。三日坊主という言葉があるくらいですし、3日くらいはね。まさかの2日ですからね。いやはや驚きました。

ご無沙汰しております。

先日(といってももう一ヶ月経っている)、國崎馨嬢が出演していた「あちゃらか」を観劇に行った際に馨嬢から「ブログ書きなさいよ、楽しみにしてたのに。2日で終わってんじゃねーかよ。」とのお言葉を頂きました。ありがたいことです。

他にどんな方がこの記事やブログを読んでくださっているのかわかりませんが、ひとまず國崎馨嬢に捧ぐ「坂本ともこのブログ」再びのろのろと始動です。

 

さて、國崎馨嬢といえば ふらりび!!!

記念すべき彼女の初主宰公演!!!!!

そこで坂本もお世話になります。公演詳細をちらっと

ふらりび『一握の紲』

9月27日(水)〜10月1日(日)

阿佐ヶ谷シアターシャイン

公演名は「いちあくのきずな」、チケットの発売日は7月23日(日)のAM10時を予定しております。あら、3日後だわ。

出演者それぞれに専用の予約フォームがあり、そこからご予約頂くことによってその役者を応援できるシステムとなっております。

坂本ともこ専用予約フォームはこちらです。よろしくおねがいします!

 

主宰である馨嬢からお話を頂き、願ったり叶ったりで参加させて頂く企画でございます。豚足亭寄席のメンバーや、はじめてご一緒する方も沢山いて、どんな稽古場になるだろうどんな作品になるだろうどんな公演になるだろうと今からそわそわしております。はーーーー、全然想像がつかない!!

馨嬢には、初舞台の時から本当に本当に本当にお世話になっていて、私を最も良く知っている人物が彼女です。親も知らないような顔も知ってる。だから今回この企画に誘っていただいたとき本当に嬉しかったし、成功させなければという決意があります。

自分の演劇人生のなかのひとつの大事な座標にしたい、とおもっています。

うん、きっとなると思う。

 

 ふらりび、ってなんだろうね と思ったので調べました。馨嬢に聞いたら妖怪らしい。

百怪図巻』『化物づくし』などには、犬のような顔をした鳥が炎に包まれた姿で描かれている。『画図百鬼夜行』による画も炎に包まれた鳥だが、こちらの顔はインド神話迦楼羅を思わせる。

解説文がないためにどのような妖怪かは不明だが、火の化身であり、供養をされなかった死者の霊魂が現世をさまよった末、このような姿に成り果てたとする説がある。

引用元:ふらり火 - Wikipedia

 

文字だけだとなんかよくわかんないので

 

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ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!  

なにこれ!???なんかこんなポケモンいるよね!!!???

それかなんかこれ、でっかいケサランパサラン???

火タイプのケサランパサランってこと????そういうこと??そういうことでいい????

ケサランパサランって私の下の世代に伝わる?

 

ふらり火は、公演の本編とは関係ありません。…多分。

 

*1:佐脇嵩之『百怪図巻』より「ふらり火」 より

千葉太陽さんのラジオに出演した話

先日収録にお邪魔させて頂いた千葉太陽さんのYoutube配信ラジオ「東京レッツゴー」の第二回分が、アップされております。

www.youtube.com

 

サムネイルの桜がきれいです。坂本はせめてマスクを外すべきでしたね。すっぴんだったし、春の陽気で眠そうな顔だったんだもの、ご容赦ください。

早速自分でも聞いてみたのですが、自分の口癖が如実にわかってしまって(これはツイキャスの時にも思ったけれど)照れると同時に反省が多いです。

普段舞台上でお客様にお聞かせしている坂本の言葉というのは台詞がほとんどですので、あくまで「用意されているもの」であって、自分という人間そのものから出てくる言葉をパッケージしてお客様に届ける機会というのは、現段階ではなかなかありません。今後こういう機会を増やしていけたらいいなぁとは、思っております。どうなるかわかりませんが。

そもそも、ラジオが好きなのです。

小学生の頃に声優さんのラジオを聞き始めたのが最初だったかな。ラジオを聞くようになって一番大きく変わったことは、夜更かしをするようになったことだなと思うんです。それまでの私にとって1日というのは朝・昼・夜で構成されていたんですが、ラジオを聞くようになってそれが朝・昼・夜・深夜になったんですよね。「深夜」は私にとって夜でもなく朝でもない”今日と明日の間の時間”であり”明日が来る前の時間”でした。ひとつの日が終わり、新しい日がはじまる。本当はそのふたつはぴったりとくっついているのだけれど「深夜」にいるとき私は「今日もおわっているし、明日も来ていない」みたいな不思議な時空にいる錯覚を覚えることができる。それがたまらない。特に中学・高校のときは受験勉強しながらよく聞いてました。

 坂本はテレビをつけっぱなしにしながら生活するのがすごく苦手なのですが、逆にラジオか音楽はかけていないと落ち着かないタイプです。 家にいるときはたいていラジオか音楽を聞いている。最近はタイムフリーなんてのもあって便利。

「ながら」で聞けるのがいいんですよね。ラジオ聞きながら洗濯物畳んでる時が一番心が落ち着く今日この頃です。

 

もう少し収録の様子とか内容のこととか書こうと思ったのだけど、初ラジオに舞い上がっていてあんまり記憶がなかったです。収録後に音響の水野さんと千葉さんと3人でサイゼリヤに行ったのですが、そこで水野さんが食べていたパエリア風ピラフなるものが美味しそうでした。今度食べてみよう。

とりあえず、ぜひ聞いてみてほしいです。よろしくおねがいします。

 

 

ドラマ版リーサル・ウェポンのはなし

最近「ああ、これは好きだ」としっくりきているものがあるのでそれについて。

「海外ドラマなんてまったく見たことない。あ、フルハウスは別ね。」っていう人、わたしだけじゃないはず。特に同世代には、忍たま乱太郎天才てれびくんフルハウスそして晩ごはんって人多かったんじゃないかな。ちなみに我が家はフルハウスの冒頭くらいで晩ごはん始まってました。

そんな海外ドラマ初心者のわたしが今、毎週楽しみにしているのがこれ。 

www.axn.co.jp

 リーサル・ウェポンのドラマ版。リーサル・ウェポンといえば映画の大ヒットシリーズとして名前は知ってましたが、見たことはないです。ドラマ版は映画版と設定がすこし違うみたい。2016年の9月放送開始で、日本ではこの4月からケーブルテレビなどで吹き替え版が放送開始になったので、私はそれを毎週たのしみにしているわけです。現在3話まで放送済み。

心に傷を負って自暴自棄になり自殺願望のある若手刑事と、心臓発作から復帰した家族思いのベテラン刑事がコンビを組んで、はちゃめちゃやってくれるアクションコメディ。

ドラマ版リーサル・ウェポンの好きなところ

  1. 軽い
  2. 速い

まず顔、これは簡単。マーティン・リッグス役のクレイン・クロフォードの顔がなんか好き。そんなにタイプではないような気もするけど、表情も含めなんか好き。ジョニー・デップに似ている気がしないでもない。

次に声。実はこれが見始めたきっかけ。吹き替え版では主役のマーティン・リッグス役を津田健次郎が担当。声が!!津田健次郎なんです!!!津田さんのお声を聞きたくて見始めたのがきっかけでした。どうにも津田さんの吹き替えのお芝居に弱い。これがもう…本当に素敵で。マーティンは妻子を亡くし心に深い傷を負っているのだけど、その痛みを隠すようにいつもどこか掴めないようなふざけた様な態度をとっていて、それがもう本当にかっこよくてやさしくて、切ない。そこを津田さんのお声とお芝居が素晴らしく表現されているのです。褒め言葉の語彙があまりに乏しくて今自分に呆れている。

もちろんきっかけは津田さんだったのですが、ほかの声優陣もすばらしく「ああ、吹き替えって最高の文化」と毎週見終わった後には思わず大の字になって寝転がってうっとりしてしまいます。 

その次に軽い、そして速い。これがめっちゃ重要。

トーリーとテンポが最強に軽い、そして速い。台詞は掛け合いが小気味よく、センスも私好み(あくまで日本語訳の話だけど)で、ぐだぐだ難しい話は無し、アクションもダラダラ見せずにドンドンバーーン!!ガーーーンッ!!!で勝ち負け決まるしサクサクしてる。犯人の動機や、助けた被害者のその後もドラマチックに描かれたりしない。犯人倒してハイ終わり、ってかんじ。最高に気持ちがいいし見ていて楽。楽ってのはつまり楽しい。

そして、なにもかもがサクサクとしてるからこそ、マーティンの抱いている「愛おしさ」や「哀しみ」や「切なさ」がずーんと胸にクる。

そのバランスが最高にきもちいい。

 

舞台でも映像でも、見ていて気持ちいいのが一番だと思うのです。それが明であれ暗であれ。海外ドラマのノリがもしかして自分の好みに合っているのかもしれないけれど、ひとまずは津田さんのお声にうっとりしながら、この作品と最後まで付き合っていけたらなと思っております。連ドラ見続けられないことに定評のある坂本ですが。あう。

 

 

 

はじめまして。

何かを書かねばいけないと思い、ブログをつくりました。
正直に言えばたくさんのことに迷っていて、迷っているような気がしていて、迷っているのかどうかもよくわかっていません。迷っているというよりも、きっと困っています。
「好きなことばっかりして」と怒る人もいれば、「好きなことができていいね」と皮肉る人もいるし、「好きなことをすればいいよ」と言ってくれる人もいます。だからずっと「好きなこと」をしているような恰好をして、そんなような顔をして、なんとなくここまで生きてきてしまいました。

好きなことなんて何にもない気がしています。

何が好きで、何を好きなふりをしているのか、考えなくてはいけないと思いました。
今までひどく雑な欲張り方をしてきたので、「興味」や「関心」や「アンテナ」なんていう意識髙そうな言葉をかざして拾い集めてきたものたちがごちゃごちゃと頭の中を散らかしています。そういうものを仕分けようとおもったら途方もない気がして、くじけそうにもなるけれど。それでも、はじめてみます。
ブログは好きだな、というのが私には珍しく明瞭にわかっていたので、ブログをつくりました。きっと書くことが好きなのだけど、なかでもブログは好きだ。
はっきりしているというのは安心します。好きだとわかっているものに触れている時間は安心します。

だからブログをつくりました。この方法が私にあっているような気がします。

これから私の好きなものについて書いていこうと思います。
書くことが「好き」なのだとしたら、ただそれを”したい”と思ったとき何かしら書いていこうと思います。



さぁ。